近頃、非営利の活動であるはずの第二種の活動がビジネス化してきており
第一種との境目がわからなくなってきています。譲渡費用についても多くのご意見があり、正しい活動とは?が問われるところとなっております。
私も第二種の届出をしてから、色々と勉強せざるを得なくなりました。
お金の取り扱いについて、かなり細かく指導されます。
その内容について、お知らせしたいと思います。
(センターの担当者より許可頂いております。)
私も何年もやっていますが、届出して初めてわかったものもあり、そこから修正しておりますので、知らなかったという方々を責めるものではありません。
一緒に「えええーーー??どうしよう?これやっちゃいけなかったのね」ってなって
くれれば嬉しいですし、違反したままではなくきちんと改善に向けて変更していけば良いものと考えています。
1) 第二種の届出は義務か?
これは動物の愛護及び管理に関する法律の中の一部です。第二種動物取扱業者の一番最初に、記載があります。ということは、法律で定められた義務という事です。
当てはまる活動(常時10頭以上の猫がいて譲渡活動)をしているのに、届出をしていないのは、法令義務違反という事です。
飼養施設について
ボランティアの中には個人でやっており、シェルターを持たない方も多いです。
ベビーキャットレスキューは個人宅で飼育をしているので当てはまらないと思っていましたら、ケージを常時置いているなど、個人宅でも飼育施設になっているので、必要だとの説明でした。
自分は業としてやってないもーん。私は趣味でやってます!それ、自分で決める事では無いので、行政に電話して届出すべきかどうか聞いてみてください。どう見ても趣味の範囲を超えてるってケースもありますよね。
届出がまだの方は、ぜひまずはここから。
また、支援者の方々は支援先のボランティアさんが届出をしてるかどうか確認する事から始めて下さい。
2) 活動は純粋に非営利であること
活動の全体について、すべてが非営利であり、宣伝行為は不可。
里親会のお知らせも何かの特典を付けて人を呼ぶというやり方は不可。
例えば、
「可愛い子猫をもれなく抱っこできます。」などの文言も
① 譲渡費用について
譲渡費用は譲渡する個体にかかった費用のみの精算。個体によって金額は違うのが
正しい。
・明細の出せない医療費は
・明細の出せる医療費⭕️
・団体の運営費をのせるのは
・フード代は厳密にその猫が食べた量をお金に計算できない場合は
・飼育費、譲渡費、活動費、運営費、フード代、寄付金などの名目は
・金額指定の寄付は
・里親さんからのお申し出による寄付⭕️
・一律譲渡金
・全ての猫になされる初期医療のみ定額⭕️
ちょっと、え❓
ってなるよね。
んじゃ、どうやって運営してけばいいの?
何万も医療費かかった猫は、里親さんに請求したら貰い手つきませんよ
私も顔突き合わせて、担当者から聞いたので、、
そこまで、本当はきまってんのか。。と、内心落胆したよね。
まあ、法律の話なんで、ボランティアがどう思うか?とか、全く関係ないんで
気持ちを抑えつつ、、、、続き聞いてね。
・初期費用の設定についても、獣医によってのばらつきがある場合には、真ん中あたりでの設定にするのが望ましい。
(例えワクチン代 3000円の病院と5000円の病院があるならば、4000円に設定するという事。)
ほとんどの団体がそうだと思いますが。。譲渡金を元にして次の猫達のレスキューに当ててるわけです。そうやって回していけるのが日本では一般的に良しとされています。
始終、寄付頼みは批判のまと。
しかし、第二種の法律通りにしたら、お金は減って行きます。
どうすりゃいいのぉーーー
②保護依頼の時の引き取り料について
これも団体の運営を支える大事な資金でありました。しかし、Twitterに流れてた言葉で
「子猫引き取る時ってお金取ったらダメだよね。」
というのが目に入り
え
待てよ。ってなって、この点もセンターに聞きました。
第一種持ってる猫カフェさんとかは、とても詳しいのですが、第二種だけだと知らない事が多い。
引き取りの時に、実は今まで、ベビーキャットレスキューでは、引取り料として1匹につき1万円を頂いておりました。
しかし、これはなんと!!
第一種の譲受飼養に当てはまるもので、お金を取るのであれば第一種の登録をしてください。
と言われました。
なんてこった。
そういうわけで、センター職員にお話しを伺い、そのあと、団体として譲渡と引き取りに関してのお金について、見直しとなりました。
行政登録してると、しょっちゅう見直しなんだよ。
法改正の時はケージサイズと引き取りの猫の見直しあったでしょ
見直した点
①譲渡費用は初期医療費以外の医療費は、獣医にかかった分の精算のみに変更。
なので、センター引き出しの子猫などは、初期医療はセンターで全て無料。ワクチンもマイクロチップも。団体でやったのはドロンタールのみ。
最低3000円となりました。
内心これただ同然よ。
ワクチンを獣医で受けた場合には8000円です。
ワクチン代が5000円と駆虫代が3000円
この駆虫代とワクチン代だけは定額でお願い🙏
今までは最低でも13000円だった
その他医療費5000円ってのがついてました。
これが指摘されて❌だって。
医療費が5000円かかってない猫から貰うのはダメですって。
まあ、猫を譲り受ける側からしたらそうよね。
うちの子にかかってないお金まで、払うんですか?
なので。。
団体としては、治療費が相当額かかる猫もいるのでご協力お願いします。という気持ちでしたが、不公平感は否めない。
医療費がかかった猫に関しては、実費精算か
医療費の一部として、いくらか頂くという形です。
しかしだよ、、。
例えば、トットちゃん。
赤ちゃんの時からずーーっと眼科に通ってる子なんだけど、受診料が半端なくかかってる。
ざっと計算して
117798円(ワクチン、去勢代抜き)
この額、どう考えても里親さんに出して貰える額じゃないよね。
しかもさ。綺麗に治ってないし。
譲渡後も点眼が必要だったりでお金かかる可能性があったりしたら里親さんは引くよね。
こんなケース、うちは高くても3万までと、決めています。
だからトットちゃんは高くても3万。
このマイナス分の補填はどうすんだ
②子猫の引き取り時は費用請求なし。
ご寄付をお願いする。強制ではない。に変更。
って、ほんとは最初からダメでした。
今まで、頂いた方には申し訳ありませんでした
3)運営費はどこから?
これ、真面目にやってたら、団体のお金は目減りしていくのみなんです。
運営費がどこからも出せないのがお分かりでしょうか?ベビーキャットレスキューでは、施設維持費がないので、主に子猫にかかる医療費になります。
今年の春あたりまでは所持金が100万くらいはありました。
が、、順調に減ってきております。
このまま行くと来月、再来月には50万切っちゃうかも。
今まで、活動してきて100万あると、安心して子猫達に治療もしてあげられてたし、重症の子の引き取りもお金の心配をする事なく引き受けて来られました。
団体の運営について、全部が寄付頼みではその団体は危なすぎる。わたしもそう思ってましたよ
でも、第二種の決まりに基づいた活動をするならば運営費がどこからも出ません。
ですから、一般の方からの寄付で集めるしか手がありません。
真面目に地道に正しく活動している団体が
潰れていく構図がお分かりになったでしょうか?
ベビーキャットレスキューにあっては、
子猫達の医療費にあたる「資金サポート」が
今後は必要
となる。という事です。
現在、運営費に充てられるお金として、茨城県からの昨年度分の助成金が年度はじめにいくらか入ります。
1匹につき多くても5000円ですので、足りる額ではありません。
不妊手術の際にも助成金が出ますが、期限がある事と団体指定の獣医での手術が条件なので、全ての猫に貰えるわけではありません。
とはいえ、春に入った助成金でここまでやってきたわけです。
また、過去何回か10万円以上のご寄付をくださる方がおり、小さな団体ですのでそれも大いに助けになりました。
今後、このブログの反響がどの程度になるか、わかりませんが、相変わらずな状態で先細りになり、潰れるようなら、それまで。と腹を括っております。
今までは、フードはご寄付をお願いして来ましたが、資金についてはなんとかやりくりして来ました。
しかし、今後はそうもいかなくなりそうです。
第二種だけで、法律遵守で良心的な活動を
続けていくのは今の日本では、難しい事です。
だ、か、ら
挑戦
ベビーキャットレスキューは
誰もがやれる事を
している団体ではありません。
本来であるならば有料の医療技術を純粋に
ボランティアで提供しております。
病気の猫の預かりは入院させているのと
同じレベルのケアを提供します。
譲渡活動だけでなく
皆さまの大切な猫の健康を守る
お手伝いもしております。
また、ボランティアさん達にも
治療の知識とスキルを
無料でお教えしています。
すべて、猫の健康と幸せのためです。
引き受けた子だけでなく、
どの子もみんな平等に
健康を取り戻してほしいですし
幸せになってほしいと願っているからです。
どうか、団体の存続のために継続的なご支援を
よろしくお願い致します。
お金は必要なだけあればいいのであって
あり余るほど必要なわけでは
ありません。
儲けるつもりもないので第一種は
考えていません。
何かプロジェクトがあるわけでもないですし、
何十頭も抱えてるわけでは無いので
運営費が無いという理由での
クラファンもしません。
今までも定期的に、またはご自身のタイミングで
送金してくださった方々には
ほんとうに感謝しております。
引き続きのご支援をよろしくお願い致します。
HPの方には月末の残金についての記載を
新たに入れて貰う事にしました。
ブログなどにも、残金のお知らせと
送金先がたびたび載るようになるかもしれません。
真っ当な活動を続けるためですので
ご容赦下さい。
※会計の報告については遅れて発表になります。
医療費の計算書をご覧になりたい方は連絡下さい。
■振り込み先(医療費のご支援)
ゆうちょ銀行
記号 11330
番号 11425431
シャ)ベビーキャット レスキュー
☆他行からお振り込みの場合
ゆうちょ銀行(9900) 一三八(イチサンハチ店)(138)
口座番号 1142543
ベビーキャット レスキュー
代表 菊地 裕子
ウェットフードのご寄付ありがとうございました!
猫砂が切れてきております。
子猫用ドライもあと少しで無くなります。
今後ますますの信用を得られるように、
活動内容の公開や、役立つ情報提供など
頑張る所存です。
どうぞよろしくお願い致します。
ベビーキャットレスキュー代表 菊地裕子
メンバー 一同